高いところ。

a0111434_533784.jpg


東京に住んでいた。

あの寂しげな、灰色をずっと歌にしようとしている気がする。


近くに高速が走っていて

誰かを待っている時間だけが長くて


でも楽しかった。


東京は僕のふるさと。

確かにあった愛に感謝。


それは緩やかで穏やかなものではなく

鋭くて、頑なで、どちらかというとかっこいい愛だった。


高いところから、ふるさとを見下ろす。



あの時マンションの9階から、街を見下ろしていたのは、

好きな誰かが帰って来るからだった。
[PR]
# by shinyatada | 2009-02-18 05:03

飛行船

a0111434_413396.jpg


時間が止まったように
空を飛ぶ飛行船

願いことをしたくなるな



この景色に僕はいつも胸が痛くなる

もうどうにもならないことを
どうしても考えてしまうのです 


君のことばかり考えていると
君は思うのだろうけど

毎日 忙しくてね

考えることなんて
たくさんあるんだよ



いろんな人のいろんな想いが
しーんと音をひそめる街だ


有名な人とすれ違った

でも僕は気高く横を通り過ぎることにしたんだよ


空を飛ぶ飛行船

時は止まらない
[PR]
# by shinyatada | 2009-02-10 04:01

いちいち憶えておかなければいけないから、嘘は手間がかかる。

長い間、つき続けてきた嘘は、言ってみれば大切にしているということで…

そんな嘘はもう、まるで本当のことのようだ。
[PR]
# by shinyatada | 2009-02-04 07:20

PHOTO2

a0111434_235431.jpg


好きな人とケンカしたりしたら

そこが世界の全てだと思ってしまうかもなあ


そんなに大きくもない建物の

小さな部屋に

ただいまって明かりをつけて



そんな場所が何十も

この街に何千も 

東京に何万も  



そんな小さな箱の中で

見栄をはり 虚勢をはり

次は何て言ってやろうかと

まるで武器のように言葉を隠し持ったり 

泣き叫び せせら笑い… 



外の世界から持って来た出来事や思いを 

こんな小さな箱に詰め込んで


ゴミ箱じゃないのになあ
[PR]
# by shinyatada | 2009-01-23 02:03

あのね

今日駅の

改札口でしゃべっていた女子高生が

大きな声でひどいことを言っていたんだ



それは娘を迎えにきた母親にとっては残酷で

何よりもそれを望む青年にとってはあまりに無神経なコトバで



それがどんなコトバだったか




言っちゃえばいいのに




そのコトバをきいて

悲しい思いをする人がいて

悔しい思いをする人もいて

でも 

知ることでそのことについて考え始める人がいたとしても

あるいはいなかったとしても



性善説を持っている人から
性悪説を唱える人まで

論理的に考える人から
感覚的に受け止める人まで


いろんな人がいろんなことを言うだろう 
それで世の中が少し良くなるかもしれないだろう




だいたいそんないい人のフリしなくたってさ

その場を何事もなかったように通り過ぎて行った僕のことだ

出来るだろう?

何も考えないでも



言っちゃえばいいんだよ


さらっと

言っちゃえばいいんだよ 




あのね
[PR]
# by shinyatada | 2009-01-22 04:26